VRのAV(アダルトビデオ)が2017年に流行ってはや6年以上。
DMMによるとVR2年目(2018年11月まで)の売上は1年目の2倍にも上ったそうです。
いま、あらためて知っておきたいVR(バーチャル・リアリティ)について。
そして今後のVRAVの展開について書いていきます。
目次
VR(バーチャル・リアリティ)とは
人間の認知を拡張する技術を総称してVRと言います。

認知?拡張?さっぱりわからん・・・
そんな方のためにわかりやすく説明すると「無いモノがある様に感じる技術」ということ。
そこに無いモノが見える、聞こえる、触れる。
コンピューターや機械を使って無いモノをある様に人工的に感じさせる技術を総称してVR(バーチャル・リアリティ)と言うんです。
VRは視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚・平衡感覚などを使う
VRと一言で聞くと大抵の人は「視覚」と「聴覚」を思い浮かべるのではないでしょうか?
モノを立体視させるVR映像や、5.1chや7.1chサラウンドでいろんな方向から聞こえる音を再現したゲームなどが代表的なものです。
VRはそれだけではなく「触れる」「味わう」「臭う」といった感覚や「落ちる」「浮かぶ」「傾く」などの 平衡感覚、「痛い」「温い」「冷たい」といった 体性感覚までを使って「無いモノをある様に感じさせる」技術です。
VR(バーチャル・リアリティ)とAR(オーグメンテッド・リアリティ)、AV(オーグメンテッド・バーチャリティ)の違い
VRは仮想現実と訳されますが、同じ様な言葉に AR=拡張現実や AV=拡張仮想という言葉があります。
- ARは現実の空間に身をおき人工的なモノを現実のモノの様に知覚させる(例:ポケモンGo)
- AVは人工的な空間に身をおき現実のモノを混在させる(例:Googleストリートビュー)
- VRは人工的な空間に身をおき人工的なモノを現実のモノの様に知覚させる
- 現実→AR→AV→VRの順に世界が仮想化されていく
このような全ての概念を含むものとしてMR(ミクスド・リアリティ、複合現実)という概念が出てきています。例えば「まるでオフィスに出勤しているように感じられるリモートオフィス」なんてモノも考えられており、出勤せずに会社で働ける時代がやってくるかもしれません。
現在利用できるVR作品の種類
VRアミューズメント施設- VRゲーム
- VR映像作品
大きく分けて3つのVR作品が存在します。
VRを体験できるアミューズメント施設
池袋サンシャインシティ展望台 SKY CIRCUS ではHTC ViveというVRヘッドセットを利用した「天空でVR体験」ができていました。
イオンレイクタウンのVRCenterでは大人一回500円でVRを体験することができました。
他にもバンダイナムコは「VR ZONE SHINJUKU」と題したVR体験型アミューズメント施設を運営していました(2019/3で一時閉鎖)し、 MAZARIAというVR体験型アミューズメント施設を池袋サンシャインシティ内に2019/7オープン、その後2020/8/31に閉場しました。
一部のアミューズメント施設では空調や扇風機などを活用し「視覚・聴覚・触覚・平衡感覚・体性感覚」を使ったVRを楽しむことができ、まさに最先端のVRを体験できるようになっていました。
新型感染症の影響もあって、これらアミューズメント施設はVRの利用をほとんどが取りやめてしまったので、現状でVRを体験できるアミューズメント施設は小規模なもののみとなっています。
VRゲームやVR映像作品など家庭で楽しめるVRは「視覚」と「聴覚」を使う
ここまでVRやその周辺概念について解説してきましたが、現在一般家庭に普及しているVRは「視覚」と「聴覚」のみを使ったものになっています。
こうしたVR作品は「片目ずつ異なる映像を写し遠近感のある映像」と「顔の向きで声の聞こえる方向が変わり現実にそこに居るように感じることができる音声」とで成り立っています。
VRゲーム
スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)では一人称視点で大乱闘が楽しめるようになっています。
プレイステーション4ではPSVRというVRゴーグルが販売されており、対応ゲームであればまるで自分がゲームの世界に入ったような気分で楽しむことができます。
エースコンバット7のVRモードは一見の価値があるものです。
VR映像作品
映画については古くから「赤」と「青」の3Dメガネを用いたVR作品が飛び出す映画なんて触れ込みでよく上映されていました。現在もIMAX 3Dというブランドで上映されたりBlu-ray 3DというメディアでVR映画作品を家で楽しめるようになっています。
さらに、4D映画と呼ばれる 4DXや MX4Dは「視覚」「聴覚」以外の「触覚」「平衡感覚」「体性感覚」をも用いたVRアトラクション型映画として上映されています。
YouTubeもVRに対応しており、様々なVR映像作品を無料で楽しむことができるようになっています。
コンテンツが充実してきたことからVRは2016年以来の注目を集めています。
VRに関する最新ニュースなどは mogura VRさんのサイトで確認することができますよ。
AV(アダルトビデオ)におけるVRの活用事例
当サイトでVRを取り上げるからにはエロ分野でのVRについてもっと詳しく知りたいところですよね笑
VR元年と呼ばれた2016年、PSVRを筆頭に家でもVRを楽しめる環境が整いました。しかしながら実態としてはコンテンツが不足しておりあまり楽しめなかったんですね。
VRゲームはハマってずっと楽しみ続けるほど奥深いモノが少なく(2019年現在でもその状況は変わっていません)、VR映像作品もほとんど無い状況。
VRは目新しい技術にありがちな「新しいモノ好き」のアーリーアダプターには受け入れられたものの、キャズム(イノベーションを起こすような爆発的ヒット商品が超えなければならない壁)を超えて一般層に受け入れられるだけの魅力は兼ね備えていませんでした。
しかし、そのキャズムを超えるのではないかという予感が日に日に増しています。
ビデオデッキが普及したのもDVDが普及したのもエロのおかげだったという話は誰もが知る所ではないでしょうか?
VRが普及するのもまたエロからです。
そして、VRもエロはかなり最先端を行っているんです。
VRAVの何がすごいのか?
- バイノーラル録音で生々しい音が楽しめる
- 高画質ストリーミングサービスが充実
- 作品数が圧倒的に多い
- 4DVR(+1D)が家でも楽しめる
1.バイノーラル録音で生々しい音が楽しめる
VRAVはバイノーラル録音された音源が収録されているため音がとにかく生々しく本当にその場でプレイしているような感覚になれます。
2.高画質ストリーミングサービスが充実
VRは映像を拡大して表示するという性質上2D映像よりも荒く見えてしまうという欠点があります。その欠点を克服するためにはside-by-side(180度VR)でも体感でおよそ4倍以上の解像度が必要です。

VRゴーグルを用いると自分の眼の前に「目で見る範囲」が拡大されて表示されますから、実際には4倍以上に高精細な映像が必要となります。
体感ではありますがテレビの解像度とVR映像の解像度の対応表を作成してみました。
テレビの解像度 | VRゴーグル(4倍) | VR映像(16倍) |
---|---|---|
1K、HD、1280×720、1366×768 | 2K | 4K |
2K、FHD、1920×1080(地デジなど) | 4K | 8K |
4K、UHDTV1、3840×2160 | 8K | 16K |
8K、UHDTV2、7680×4320 | 16K | 32K |
アダルトVRなら高画質ストリーミングサービスが充実しておりその画質はなんと4Kを超える4.5K(60fps)にも到達しています。それでもまだ4.5Kなのでテレビ解像度で言えば1K、HD相当の粗い映像になってしまいますが、現在家で楽しむことができるVR映像の中では高精細な部類と言って良いでしょう。
2023年現在は8KのVR映像(AV限定)が普及してきており、片目解像度も2K以上のMeta Quest 2がスタンダードになっています。
ようやくフルHD相当の画質でVR映像が楽しめる時代がやってきたという印象があります。
3.作品数が圧倒的に多い
FANZA(旧DMM.R18)では6,000作品(内HQ900作品)を超える数のVRAVが販売されています。
なかなか映画などの映像作品ではあり得ない作品数となっており、爆発的ヒット(すでに1,300万本以上の販売実績)していることもあり今後も大幅に増えて行くことでしょう。
4.4DVR(+1D)が家でも楽しめる
オナホ連動VRをご存知でしょうか。なんと電動オナホールが映像と連動して動いてしまうんです。女優さんがペニスに刺激を加えると、それに合わせてオナホールが動きます。

(出展:アダルトフェスタVR)
+1D(プラスワンディー)と呼ばれる技術を使っており、アダルトフェスタVRならすでに1万件以上の作品が対応しています。
4DVRに類似の技術はレーシングゲームのフォースフィードバック(FFB)対応ハンドル型コントローラーなどに存在しますがマニア向けのものになっています。男性なら誰もが楽しめる「エロ」に4DVRがあるって所がスゴイんです。
VRAVを見る方法
- VRAVを体験できるネットカフェに行く
- 簡易なスマホ用ゴーグルを用いる
- 本格的なVRゴーグルを購入する
安く済ませるならスマホ用ゴーグルを購入して試してみる事をオススメします。
詳しくは関連記事をご覧ください。
VRAVの未来はどうなる?
ではVRAVの未来はどのように変わっていくのでしょうか?
1.映像が高精細化されていく
スマホやPC、ゴーグルの性能の限界もあるため8Kに対応するのはかなりの困難が予想されます。
今後の展開次第ですが、GoogleがVR180という前方180度を立体視できる動画の規格を推し進めておりYoutubeは8Kまで対応している状況なのでテレビ解像度2K、FHD相当以上のVR作品を楽しめる日も近いのではないでしょうか。
それと同時に物理メディア(Blu-rayなど)でさらなる高精細化が実現していくでしょう。PS5は物理メディアが搭載され8Kグラフィックスに対応すると言われています。
2.VRならではの作品がより多く出てくる
現状ではモザイクがある絡みのあるシーンを撮影したいわゆるアダルトビデオと変わり映えのしない作品が多く出されています。
個人的には、イメージビデオや着エロのようなモザイク無しで「魅せる」作品の方がVRには適しているのではないかと思っています。
そんな、よりVRに適した作品が多く出てくるのではないかと思います。
3.4D対応が進みVRAVを楽しむ風俗ができる
家で楽しむVRAVは今の所「視覚」「聴覚」とオナホでの「触覚」まで。
「味覚・嗅覚・平衡感覚・体性感覚」といったさらなる刺激を求めるにはそれなりの投資が必要になってしまいます。
現在VRアミューズメント施設や映画館ではすでにこうした他の知覚をも刺激する4DVRができています。 MX4Dを例に取ると、以下の11種類のアクションが楽しめるようになっています。
- 背中をつつくバックポーカー
- 首筋に触れるネックティラー
- 香りが出るセント
- 霧が出るフォグ
- 5色の閃光ストロボ
- そよ風や向かい風などの風が吹くウィンド
- 突風が吹き付けるエアーブラスト
- 水しぶきを再現するウォーターブラスト
- 足元に触れるレッグティーラー
- 地響きのように大地が揺れるランブラー
- シートが突き上げるシートポッパー
- シートが前後左右上下に動く
風俗にするとしたら・・・どんなものが考えられるでしょうか?
- 背中や首筋、ふとももなどを撫でる
- 女性の香りが出る
- 吐息を再現する
- 乳首を刺激する
- 鼠径部を刺激する
- ペニスを刺激する
- 女性の胸・ふともも・口を再現する
といった刺激を映像と連動して楽しめる風俗ができるかもしれませんね。
VR(バーチャル・リアリティ)とは?エロとVRの未来まとめ
人間の認知を拡張する技術を総称してVR(バーチャル・リアリティ)と言い、使う知覚は「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚・平衡感覚・体性感覚」の7つです。
- VRアミューズメント施設
- VRゲーム
- VR映像作品
現在は3つのVRを楽しむことができます。
その中でもVRAVは最先端を行っており、4D(オナホ連動型VR)や高精細な4.5Kストリーミングサービスが出てきています。
作品数は6,000を超えておりVRがキャズムを超える可能性を押し広げています。
- 映像が高精細化されていく
- VRならではの作品がより多く出てくる
- 4D対応が進みVRAVを楽しむ風俗ができる
といった変化が今後起きてくるのではないでしょうか。
以上、VRとエロについて調査し私なりに未来を予測してみました。
いや〜ほんとエロって楽しいですね笑
今後も個人的にVRAVを楽しみながら進化していくVRを楽しみにしていこうと思います。

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